名刀 彼の名は『こてつ』

ある日、僕は子猫を譲り受けた。猫の名は『こてつ』。爪と牙は血に飢えた日本刀のごとく鋭く、黒と茶の縞模様は悪魔を召喚する魔法陣のように規則正しい幾何学模様をなしている・・・!!!

ある日、僕は子猫を譲り受けた。猫の名は『こてつ』。爪と牙は血に飢えた日本刀のごとく鋭く、黒と茶の縞模様は悪魔を召喚する魔法陣のように規則正しい幾何学模様をなしている・・・!!!

僕には小さな頃から憧れているものがある。
それは、『空飛ぶベッド』である。

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あ、写真はうちのあほ猫なのでお気になさらず。

さて、空飛ぶベッドについてだが。
ドラゴンクエスト6を小学生の頃にプレイしたとき、僕は初めてベッドで空を飛ぶというものを見た。
ドラクエ内では、主人公たちがベッドに乗りながら世界を駆け巡り、冒険するというものだった。
少年だった僕はきらきらした瞳でそれを見つめていた。

ベッドの上、という場所自体を聖地のように思っていた僕は、お布団にくるまりながら
青空を旅することに異常なまでの憧れを抱いていた。
水や食料はベッド下の引き出しにたんまり入れ込んで、世界地図を片手に進むんだ。
もちろん、魔法の力で雨や風は完全に遮断され、湿度と温度は一定に保たれたベッドの上で。
僕はパジャマ姿で大海原や砂漠、雪原や森林、ピラミッドや高層ビルを眺めて進むんだ。
お布団にくるまって!!

若返りの薬や、暗記パンや、タイムマシンなんかよりも、空飛ぶベッドの開発はよ!!!

FF14をはじめて、もう3年ほどになる。
だんだんと旅ができるエリアが増えて楽しい。

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写真はグリダニアという森林の街、その東側にカーラインカフェと呼ばれるレストランで撮ったスクショである。
オンラインゲームは自宅でできる最高の思い出づくりだと考える。
感覚としては、高校時代の部活に似ている。目的はあるのに、達成することよりも道中を楽しむことに重きを置き、だらだらと並んで時を歩む感じ。

そんなこんなで旅を続ける。
終わりもなければ、始まりもない旅へ。
 

春眠暁を覚えずという名言ならぬ迷言があるが、暁に目を細めて起床の伸びをする気持ちよさより、僕は布団にくるまってぬくぬくと惰眠をむさぼる気持ちよさの方が数倍うわてだと考える。

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人間の三大欲求の一つである睡眠欲。睡眠とは、心と体を正常に保つために夢の世界へ旅立つ自分を許すという神の慈悲であると解釈する。

惰眠の素晴らしさを身を呈して僕らに伝えるために、こてつくんは今日も堂々と昼寝をする。
朝起きてから眠り、昼ごはんを食べてから眠り、そして夜になると眠る。猫とはそういうものなのか。
そんな猫を横目に見て、僕もこたつにごろりと横になることにする。
夕暮れ時。晩ご飯まで、あと小一時間あるわけだし。
夢の中で、待つとしよう。


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