名刀 彼の名は『こてつ』

ある日、僕は子猫を譲り受けた。猫の名は『こてつ』。爪と牙は血に飢えた日本刀のごとく鋭く、黒と茶の縞模様は悪魔を召喚する魔法陣のように規則正しい幾何学模様をなしている・・・!!!

雑記、日記、考察、評論、小説、猫、他。

春眠暁を覚えずという名言ならぬ迷言があるが、暁に目を細めて起床の伸びをする気持ちよさより、僕は布団にくるまってぬくぬくと惰眠をむさぼる気持ちよさの方が数倍うわてだと考える。

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人間の三大欲求の一つである睡眠欲。睡眠とは、心と体を正常に保つために夢の世界へ旅立つ自分を許すという神の慈悲であると解釈する。

惰眠の素晴らしさを身を呈して僕らに伝えるために、こてつくんは今日も堂々と昼寝をする。
朝起きてから眠り、昼ごはんを食べてから眠り、そして夜になると眠る。猫とはそういうものなのか。
そんな猫を横目に見て、僕もこたつにごろりと横になることにする。
夕暮れ時。晩ご飯まで、あと小一時間あるわけだし。
夢の中で、待つとしよう。


夏目漱石の『吾輩は猫である』という小説がある。
そこで登場する三毛猫の三毛子は、とても美人なメス猫で、飼い主にとても愛されている。
しかし、ある日突然体調を崩し、医者に診てもらうも結局はかえらぬ人(猫)となる。
飼い主は三毛子のためにお坊さんを呼び、お経をあげる。戒名までつけられ、立派な見送り方をするのだ。


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写真は、三毛子のような美人とはかけ離れた雑種道まっしぐらのアホ猫、我が家のこてつ氏である。
三毛子が体調を崩してから死に至るまで、ほんの1日程度の時間だった。

人間よりも猫の方が死に近い存在なのかもしれない。
というより、自身の病状を明確に伝えることができない猫にとって、病魔と闘うことはそれすなわち孤独の極みなのかもしれない。

猫は猫、人は人。人生ならぬ、猫生(無理やり音読みをしようとするなら、ビョウセイと読むべきか)をしっかり生き抜いてほしいと思う。いくらアホ猫といえど、我が家の家族である。

僕は温泉をこよなく愛する温泉マイスターだ。
写真は、熊本県の黒川温泉郷。

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今まで制覇した温泉は、ざっと以下の通り。
新潟県:瀬浪温泉、月岡温泉、赤岡温泉
石川県:加賀温泉
山口県:油谷温泉
熊本県:扇温泉、黒川温泉
大分県:別府温泉、湯布院

本当は、小さいころに群馬県の草津温泉や伊香保温泉なども行ったのだが、記憶にさっぱり残っていないのでノーカウントとする。

温泉は最高である。あの山奥の村から湯煙がたち、硫黄の匂いが湿気とともに鼻腔をくすぐると、ああ温泉郷に来たんだなと実感して嬉しくなる。
地球から染み出た養分がお湯に溶け、温泉として僕らの体を優しく包む。今の季節なんて、ちらつく雪を見ながら露天風呂に浸かれる。最高である。
「風呂は心の洗濯よ」と名言を残したアニメキャラがいたが、温泉は心にも体にも染み渡り、すべてを綺麗に温めてくれる。
人生に疲れたら、騙されたと思って遠方の温泉に浸かってみてほしい。自分のことを誰も知らない温泉街のお湯に浸かるんだ。
そうすれば、もっと死にたくなるだろう。

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